お知らせ
兵庫体育・スポーツ科学学会の各委員会からのお知らせを掲載しています。
ユーハイム・スポーツフォーラム2021のご案内
本学会に協賛いただいております「ユーハイム体育・スポーツ振興会」様が
2月にフォーラムを開催されます. 会員の皆様にご案内申し上げます.
日時:令和3年(2021年)2月20日(土)15:00~16:45
※WEBセミナー形式です.
令和2年度秋季シンポジウム 報告
10月25日(日)に兵庫県立大学神戸商科キャンパスにて、「ニューノーマル時代における新たな運動・スポーツ実践に向けて」と題して、秋季シンポジウムが開催されました。
本シンポジウムは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が運動・スポーツ活動の自粛や実践方法の見直しを図ることにまで及んだ昨今を顧み、新しい生活様式の中における運動・スポーツ実践の現状と方向性について、学校スポーツ関係者の立場から賀屋光晴先生(兵庫医療大学)、地域スポーツの関係者の立場から井原一久氏(NPO法人アスロン理事長)、民間スポーツ関係者の立場から佐藤博志氏(ゴールドジム神戸元町)の3名をパネリストに迎え、情報提供と質疑応答による活発な議論が繰り広げられました。
初めに登壇された賀屋先生からは、緊急事態宣言下でのオンラインによる実技の授業は毎回の動画配信によるミニ講義と小テストに加え、各自の体力や能力に応じて適切な運動強度の活動を見つけ、1日あたり10~13分程度の身体活動を1週間で合計90分実施することを課題として取り組んだことを話されました。学生のレポートの内容からは、自身の健康や身体への意識が前向きに変化したことが成果としてみられたとの報告がなされました。また、後期に入ってからは対面授業になったものの、受講人数を半分にした上で実技クラスとweb講義を交互に併用しながら実施していること、部活動は徐々に試合や競技会も再開しているものの、組合いを必要とする柔道等の種目によっては大会の開催に向けて慎重に議論が重ねられていることが説明されました。
次に登壇された井原氏からは、外出自粛を要請された4月以降は、地域の子どもたちのスポーツ実施の場として主に活動してきたジュニアスポーツクラブが休業に追い込まれたこと、一方で、朝食の提供や学習サポートを担ってきた子ども食堂の事業や、発達支援の必要な子どもたちにスポーツによる療育を提供してきた放課後等デイサービス事業は継続する必要があったことの現状を説明されました。休業期間中は、運動不足や不活発になる会員がいることを懸念し、オンラインビデオ会議システムのZoomを用いたレッスンの開講や検温・運動機器の消毒の徹底、職員の勤務形態の制度や顧客管理システムの導入等の業務内容の見直しなどを行い、事業の再開に向けて体制の変革を図ったことを話されました。業務を再開してからは屋外種目の会員の参加とキャンプ事業へのニーズはあるが、屋内で実施する体操については休会や退会が見られることも報告されました。
3人目の登壇者である佐藤氏は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業を余儀なくされた数多くの民間スポーツ施設の現状について、所属先のフィットネスジムを事例に説明されました。先述の井原氏の地域スポーツクラブ同様、新年度は新規会員の入会が見込まれる時期であるが、自粛要請により会員数の増加が認められなかったこと、業務再開後も既会員の利用の戻りに鈍さがあるが、(一社)日本フィットネス産業協会(FIA)のガイドラインに沿って感染予防や拡散防止の上でサービスの提供をしていることを話されました。今後はニューノーマル時代に向けて、安全・安心な環境を提供することに加え、健康的な生活習慣の獲得と高齢者のフレイルやサルコペニアの予防にも焦点を当て、新規会員の開拓と方向性の転換の必要性を強調されていました。
最後に、3名のパネリストの発表に対して会場からは、活動自粛によって大学の授業やスポーツクラブの運営にプラスに転じたことは何かといった問いや、ニューノーマルは今後ノーマルになっていくのか、また、これまで運動やスポーツ実践をしていなかった人たちが新たな実施者層になっている可能性があるのでは等の質問が投げかけられ、各パネリストの回答を得ながら会場との活発な意見交換が行われました。そして、コーディネーターを務められた伊藤克広先生(兵庫県立大学教授)より、ニューノーマル時代における新たな運動・スポーツ実践に向けて言及され締め括りとなりました。
今回のシンポジウムは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑みながらの開催となったため参加者は多くありませんでしたが、昨今の新型コロナウイルスが我々の活動に及ぼした影響と向き合い、今後いかに運動・スポーツ実践の推進に取り組んでいくべきかを考える機会となりました。国内外に及ぼした強烈なインパクトから生み出された様々な試みが実を結び、各々の運動・スポーツライフを豊かにしていくためのステップとなることを願って止みません。そして、運動やスポーツを行うことは決して特別なことではなく、新たな実施者となった人たちにとっても、日々の暮らしの中で「ノーマルなこと」になるといいなと感じました。
(湊川短期大学 谷めぐみ )
「『スポーツクラブ21ひょうご』全県連絡協議会」「全県サミット」の開催のお知らせ
皆様
本学会が一昨年に連携協定を締結しました、「『スポーツクラブ21ひょうご』全県連絡協議会」が別紙要領の通り、「全県サミット」の開催を主管します。ついては、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
会長 高見 彰
概要を以下に示します.詳細は下のリンク先のPDFファイルを御覧ください.
(1) 日 時 令和2年12月12日(土)10:00~15:00(受付9:30~)
(2) 場 所 洲本市文化体育館(洲本市塩屋1-1-17) ℡(0799)25-3321
(3) 時 程
9:30 10:00 10:15 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00
受付 | 開会行事 | 上映会 | 基調講演 | 昼食 | スポーツ体験会 |
8 定 員 250名(参加料無料、先着事前登録)
9 上映会 スポーツクラブ―明るく豊かな生活のために―
10 基調講演 柳本 晶一 氏(元女子バレーボール日本代表監督)
11 スポーツ 県障害者スポーツ協会 1種目
体験会 淡路地区内各市町連絡協議会 3種目(各市町1種目)
00 R2全県サミット開催要項.pdf
2020年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウムのご案内
2020年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウム
テーマ:
「ニューノーマル時代における新たな運動・
スポーツ実践に向けて」
新コロナウイルスの感染拡大という社会状況の中で、スポーツはこれまでの実践方法の見直しを迫られた。学校スポーツではオンライン,オンデマンドでの授業実施、各種競技大会が中止されることによる進学や就職への影響、地域スポーツではプログラムや教室の見直しや開催自粛、民間スポーツでは営業自粛など、各方面において非常に多くの影響が出た。その一方で、緊急事態宣言の自粛期間中にトレーニングやスポーツ実践の動画配信などが多数行われ、「スポーツの多様化」も見られた。これらはニューノーマル時代における新たな運動・スポーツ実践としてとらえられるであろう。
本シンポジウムでは,「ニューノーマル(新しい生活様式)」に基づいて今後運動・スポーツは新コロナウイルスとどのように関わりながら実践して行く必要があるのか、その方向性についてディスカッションする。ニューノーマル時代における運動・スポーツ実践の方向性に関する知と情報の集積と蓄積を目指す。
日時・会場:
2020年10月25日(日) 14:00〜16:00(受付13:30〜)
兵庫県立大学 神戸商科キャンパス 教育棟Ⅱ 105教室
参加方法・参加費:当日会場にて受付 無料
シンポジウム 14:10〜16:00
パネリスト:
学校スポーツ関係者の立場から:
賀屋 光晴氏(兵庫医療大学)
地域スポーツ関係者の立場から:
井原 一久氏(NPO法人アスロン理事長)
民間スポーツ関係者の立場から:
佐藤 博志氏(ゴールドジム神戸元町)
コーディネーター:
谷 めぐみ氏(湊川短期大学),
伊藤 克広氏(兵庫県立大学)
会場アクセス:
主催:兵庫体育・スポーツ科学学会
注:会場へは公共交通機関をご利用ください。シンポジウム当日はマスクの着用、消毒等の新コロナウイルス感染予防へのご協力をお願いいたします。また、今後の新コロナウイルス感染状況によってはシンポジウム開催が延期および中止される場合があります。その場合は学会ホームページ(https://www.hspess.jp/)にてお知らせいたします。
体育・スポーツ科学29号が発行されました
目次
<原著論文>
1 松村 雄樹,長ヶ原 誠,彦次 佳,谷 めぐみ,薗田 大地
中高年者における運動・スポーツ実施キャリアの実現要因の相違性について :継続・開始・再開始における出現頻度に着目して
11 渡邉 明莉,前田 正登
男子高校生の遠投において異なる種類のボールを用いることが投げ動作に及ぼす影響
<研究資料>
21 長野 崇,村田 和隆,矢野 琢也,賀屋 光晴,
谷所 慶,鵤木 秀夫 ,平川 和文
成熟段階でみたジュニアアスリートの身体能力に関する縦断的研究
−スポーツタレント発掘・育成事業におけるジュニア選手を対象としてー
33 岩井勇樹,安芸祐作,折戸友哉,前田正登
テニスラケットの重心位置の変更がストローク時におけるインパクト位置,ボールスピードとスイングスピードおよびボールの回転に及ぼす影響
41 山口 志郎
ディスティネーションとイベントパーソナリティ
:赤穂シティマラソンにおける県内参加者と県外参加者の比較
<学術研究・スポーツ振興助成成果報告>
研究助成報告
51 安芸祐作(神戸大学大学院),前田正登(神戸大学) 52 岩井 勇樹(神戸大学大学院),前田 正登(神戸大学)
<学位論文紹介>
53 修士論文要旨
董 暁 妍
<学会通信>
54 平成 31 年度 兵庫体育・スポーツ科学学会総会 63 兵庫体育・スポーツ科学学会会則
第31回大会の「通常開催の中止」、並びに「研究発表の誌上開催」のご案内
令和2年5月25日
兵庫体育・スポーツ科学学会 会員・関係者の皆様
兵庫体育・スポーツ科学学会
会 長 高 見 彰
理事長 鵤 木 秀 夫
第31回大会の「通常開催の中止」、並びに「研究発表の誌上開催」のご案内
平素は学会活動にご支援、ご協力賜り感謝申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の対応に大変な日々をお過ごしのことと存じます。緊急事態宣言はようやく解除されましたが、従来の生活に安易に戻ることは避けつつ当面は「新しい生活様式」に慣れていくことが求められています。
そのような状況下、この度、6月6日に開催を予定していた令和2年度総会・学会大会の通常開催が困難(現地開催は中止)と判断させていただきました。
つきましては、次のような形式で代替させていただきたく、ご案内致します。
(1) 総会について
総会資料(会員宛に郵送済み)をもとに、議事についてご審議いただく「書面審議」といたします。審議事項をご確認いただき、ご質問や反対のご意見などございましたら、6月10日(水)までに下記の事務局宛にご連絡下さい。
会則第16条に「総会および理事会の議事は、出席者の過半数をもって決定する。」とありますので、今回は特にご連絡のない場合は承認とし、会員の過半数から反対のご意見が無い場合は提案通り承認いただいたこととさせていただきます。
(2)学会大会の発表について
学問推進観点から、抄録集(これも会員宛に郵送済み)を活用していただく「誌上開催」といたします。各演題抄録に第一著者の連絡先を記載させていただきましたので、必要に応じて情報・意見交換などを行っていただければ幸いです。
なお、「誌上開催」の学会大会発表としての実質化の観点から、各セッションの座長よ り、第一著者に対し、発表内容に関する質問を、学会開催日までにメールにて送信することとしました。第一著者の皆様には、座長と会員からの質問にはメールにて回答いただき、本学会大会におけるディスカッションの記録として保存をお願いいたします。
異例の対応になりますが、コロナ禍においても学会活動を進めていくための措置としてご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
連絡先:
兵庫体育・スポーツ科学学会事務局 森 田 啓 之
〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
兵庫教育大学大学院学校教育研究科 森田啓之研究室内
TEL&FAX 0795-44-2227 Email: hmorita@hyogo-u.ac.jp
同文の文書ファイル 学会中止HP周知書類.docx
第31回総会・学会大会の開催、並びに開催に向けた今後の対応について(お知らせ)
令和2年4月10日
兵庫体育・スポーツ科学学会会員、関係者の皆様
会長 高見 彰
第31回総会・学会大会の開催、並びに開催に向けた今後の対応について(お知らせ)
平素は本学会にご支援、ご協力をいただき、ありがとうございます。
さて、本日は「第31回総会・学会大会の開催、並びに大会開催に向けた今後の対応」についてお知らせいたします。
まず、本年度の総会・学会大会ですが、6月6日(土)午後に芦屋大学を会場として開催いたします。是非とも多くの方々の参加と発表申し込みをお願いする次第です。会員の皆様には先般、開催要項を郵送しており、学会担当理事並びに役員で準備を進めておりますので、ご予定いただけますよう重ねてお願い申し上げます。
しかしながら一方では、ご存知の通り、新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。兵庫・大阪には緊急事態宣言も出され、不要不急の外出を控えるようにとなりました。関西の多くの大学が5月GW明けからの授業開始に変更となっています。この1ヶ月で収束に向かってほしいと願うばかりです。
このような状況の中、いずれかの段階で6月6日開催の可否(例えば、延期もしくは中止など)について最終判断をしなければならないと考えています。以下、現時点での理事会における検討状況をお知らせします。
・懇親会は実施しない(決定事項)。
・発表については、「学会員としての今年の発表の場を確保する」という方針のもと、可能な形での開催を模索する。それが難しい場合には、日程延期もしくは『誌上開催(HP上での抄録公開による個別の意見交換)』を検討する。
・総会については書面等による審議の可能性と具体的方法を検討する。
したがいまして、申し込みをしたにもかかわらず発表演題自体が取り消しになることはありませんので、安心して発表申し込みの準備をしていただければと思います。
今後の日程としましては、5月2週目終わり(ちなみに、発表・参加申込締切が5/6)を目処に改めてHPにて検討結果をお知らせする予定にしておりますので、ご了承下さい。
最後になりますが、関係の皆様方におかれましても、お身体にはくれぐれもご注意下さいませ。
追記
皆様の移動の時期と重なったこともあり、3月下旬に郵送した案内物が宛名当たらずでいくつか戻ってきております。会員であるにもかかわらず、手元に届いていない方におかれましては、お手数ですが事務局(森田:hmorita@hyogo-u.ac.jp)までお知らせいただけましたら幸いです。申し訳ありません。
令和2年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第31回学会大会(ご案内)
令和2年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第31回学会大会(ご案内)
(1) 期 日:2020年6月6日(土)13時〜
(2) 会 場:芦屋大学六麓荘キャンパス(〒659-0011 兵庫県芦屋市六麓荘町13-22)
(新型コロナウイルス対応により変更可能性があります.以降の連絡事項にもご注意ください)
詳細は以下のPDFファイルをご覧ください.