第34回学会大会が開催されました
令和5年度総会・第34回兵庫体育・スポーツ科学学会大会が開催されました
5月27日に、神戸女子大学ポートアイランドキャンパスにて令和5年度総会・第34回大会を開催し、無事終了しましたのでここに報告申し上げます。以下に、本学会大会について報告させていただき、大会後記とさせていただきます。
12時30分からの総会では、前会長の土肥隆先生(兵庫県立大学)の挨拶に始まり、議長は船越達也先生(京都光華女子大学)が務め、各議題について進行しました。森田啓之理事長(兵庫教育大学)より令和5年度・6年度の役員体制について報告され、今後ますます、本学会と地域との協働を通じた学会大会の開催や体育・スポーツに関する調査・研究、ひょうごスポーツタレント発掘プロジェクト、ひょうご地域スポーツ振興プロジェクト、機関紙発行などのあらゆる分野での事業の推進が期待されます。令和5年度学術研究助成には、大西竜生先生(神戸大学大学院)による研究が奨励研究として採択されました。
13時20分からの学部生によるポスター発表では、小坂美保先生(神戸女学院大学)の進行のもと、自然科学・人文社会科学領域までの幅広い研究テーマに関して3分間の発表が行われた後、10分間の意見交換が行われ、会場では、学祭的な視点から非常に熱の籠った議論が交わされました。14時30分からの一般研究発表では、2つのセッションに別れて発表が行われました。第1セッションでは、青木敦英先生(芦屋大学)が座長を務め円滑な進行のもと演者より発表が行われ、中でも3題目の発表では、令和4年度学術研究助成を受けた登賢太郎先生(神戸大学大学院)により、「大学野球選手におけるバッド選びに関する研究―バットを握ることとバットの特性との関係―」と題し、成果報告が行われました。各発表に対しては、フロアから質疑がなされ、活発的な意見交換が行われました。第34回学会大会では、学部生によるポスター発表(10演題)、一般研究発表(10演題)で合計20演題をご発表いただきました。一般研究発表の後には、谷めぐみ先生(摂南大学)より、学部生によるポスター発表の最優秀賞と優秀賞が報告されました。最優秀賞には、久下潤先生ら(兵庫県立大学学生)による研究発表、優秀賞には、原あいり先生ら(流通科学大学学生)と榮蒼先生ら(流通科学大学学生)による研究発表が選出されました。その後、以上3つの研究発表に対して、鵤木秀夫会長(兵庫県立大学)より、賞状および副賞が贈呈されました。
一般研究発表の後には、アリストンホテル15階 アンダルシアにて、懇親会が開催されました。懇親会は4年ぶりの開催となったことから、参加者間では活発な情報交換が交わされ、終始笑い声が絶えない様子でした。このように懇親会では、様々な研究分野に触れられるだけでなく新しい方々との出会いもあり、今後の研究や開発のヒントが得られる非常に有意義な機会になったのではないかと思います。
本学会の運営にご尽力いただきました坂元美子先生(神戸女子大学)に深く感謝いたします。また、運営スタッフとして準備の段階から当日まで活躍してくれた学生の皆様に感謝いたします。
最後に、本大会に参加された全ての皆様に感謝いたします。以上をもちまして大会後記とさせていただきます。
(九州共立大学 松﨑 淳)