第35回学会大会が開催されました
令和6年度総会・第35回兵庫体育・スポーツ科学学会大会が開催されました
令和6年5月25日土曜日、令和6年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第35回学会大会が、甲南女子大学を会場として開催されました。
学会大会委員会より、甲南女子大学の山本存先生に、総会・学会の開催の可否について照会させていただいたのは、昨年11月末のことでした。以来、山本先生には、総会・学会大会の開催に向け、会場予約、学会専用バスの手配、当日の案内掲示と受付準備、運営補助学生さんの確保、懇親会会場の選定などにご尽力いただきました。大阪湾を一望できる素晴らしいキャンパスでの開催を導いていただきました山本先生に、本委員会より、改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
会場校の魅力もあり、80名を超える皆様からの事前参加申し込みが届いていました。当日の参加者はさらに多かったように思われます。38名の皆様からの参加申し込みがあった情報交換会と共に、今回の学会大会は盛会となりました。
学部生ポスター発表では、4大学の学部生による、4件の研究成果が、村田和隆先生の進行により発表されました。発表後の10分間の意見交換では、学部生である発表者が質問に真摯に対応する姿が印象的でした。4件とも興味深い内容でしたが、審査の結果、学生優秀発表賞には、大島沙耶佳ほか、「最大運動後の安静回復期における水分摂取の有無が血中乳酸の減少に及ぼす影響」が選出され、賞状、副賞が贈呈されました。
一般研究発表には、計11演題の申し込みがありました。残念ながら1題の取消しがあり、当日の発表は計10題となりました。途中、機器トラブルもありましたが、座長を担当いただいた谷所慶先生、小坂美保先生、常行泰子先生と、発表者の皆様の冷静なご対応により、大きな遅延なくプログラムを終了することができました。
今回の一般研究発表では、バイオメカニクス、運動生理学、心理学、社会学など、幅広い領域の研究成果が示されました。すべての発表を拝聴し、こうした複合的な視点から体育、スポーツの問題を考えることは面白く、また重要なことである、と思い至りました。貴重な研究成果を示された発表者の皆様には心より御礼申し上げます。
次回の総会、学会大会についても、現体制の学会大会委員会にて、検討を進めてまいります。次回大会におきましても、多くの学会員の皆様に参加いただけますよう、お願い申し上げます。
(学会大会委員会委員長 秋元忍)