学会大会
第36回学会大会が開催されました
令和7年度総会・第36回兵庫体育・スポーツ科学学会大会が開催されました
令和7年度総会・第36回兵庫体育・スポーツ科学学会大会が、令和7年6月8日(土)、神戸大学深江キャンパスにて開催されました。
現地世話人としてご尽力いただいたのは、神戸大学大学院海事科学研究科の本間正信先生です。本大会の開催にあたり、本間先生へ最初にご相談を差し上げたのは2024年11月のことでした。以降、会場および懇親会場の確保、使用料の交渉、当日のアルバイト学生さんの手配など、多岐にわたる準備を精力的に進めていただきました。さらに、本間先生のご発案により、神戸大学深江キャンパス内の「KOBE UNIVERSITY SPORTS FIELD Supported by MIZUNO」の見学も実施され、産学連携の最新事例について知る大変貴重な機会となりました。学会大会委員会より深く御礼申し上げます。
当日は88名の方から事前に参加申込みをいただき、会場は大変にぎわいのある学会となりました。また、懇親会には47名の参加申込みがあり、学会後の交流も大いに盛り上がりました。
学部学生によるポスター発表は4演題あり、いずれも意欲的な内容でした。学生優秀発表賞には、岸本彩那さんによる発表、「女子大学アスリートの月経と生理用品に関する実態調査」が選ばれ、意義深いテーマとして高く評価されました。
また、一般研究発表は計15演題におよび、人文・社会・自然科学系の広い領域からの研究成果が紹介されました。各発表では、参加者からの鋭い質問や活発な意見交換が見られ、学術的にも非常に充実した時間となりました。
本大会の進行は、学会大会委員である村田和隆先生、小坂美保先生、常行泰子先生、谷所慶先生が座長としてご担当くださいました。おかげさまで、運営は終始スムーズに進み、和やかな雰囲気の中で、発表者・聴講者ともに安心して活発な議論を交わすことができました。
なお、本大会をもって、現体制の学会大会委員会は任期を終えることとなりました。次年度からは、常行泰子先生が新たに委員長として委員会を率いてくださいます。
今回の大会は、地域に根ざした学会ならではの特色と力が十分に発揮された、非常に充実した内容であったと感じました。これほど活発に交流と発表が行われる体育・スポーツ科学関連の地域学会は、全国的にも珍しいのではないでしょうか。次年度の大会にも、多くの会員の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
(学会大会委員会委員長・秋元忍)


令和7年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第36回学会大会(ご案内)
今年度の学会大会のお知らせです。
以下、開催概要を記載いたしますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
(1) 期 日:2025年6月7日(土)12時〜
(2) 会 場:神戸大学深江キャンパス(〒658-0022 兵庫県神戸市東灘区深江南町5丁目1−1)
阪神電鉄 深江駅 徒歩10分
アクセス:神戸大学HP アクセス 深江地区(https://www.kobe-u.ac.jp/ja/campus-life/general/access/fukae/)を参照下さい。
(3) プログラム(時間は、発表演題数により前後することがあります)
総会:12時00分~12時50分
KOBE UNIVERSITY SPORTS FIELD Supported by MIZUNO 見学:13時00分〜
学部生発表(ポスター形式):13時30分〜
研究発表、実践報告、事例報告:14時30分~
懇親会:17時30分~
下記のリンク、またはQRコードより、Googleフォームにアクセスいただき、必要事項を記載の上、お申し込みください。
リンクは、コチラ

令和6年度秋季シンポジウムのご報告
令和6年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウム/甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター20周年シンポジウム
テーマ:
「未来にむけて社会を活性化するスポーツの在り方について語り合う~これまでの20年、これからの20年~」
令和6年12月7日(土)、兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウムが甲南大学にて開催されました。今回は、甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター20周年シンポジウムとの共催だったこともあり、甲南大学の学生や卒業生の参加も多く、100名を超える参加を得た会となりました。
第Ⅰ部のシンポジウムでは、甲南大学全学共通教育センター教授でスポーツ・健康科学教育研究センター兼任研究員の吉本忠弘氏と伊東浩司氏にご登壇いたただきました。はじめに吉本氏からは、ドイツの体操競技にみる生涯スポーツの在り方から日本のスポーツの展望についてお話いただき、伊東氏からは大学スポーツとマスメディアの活用について甲南大学女子陸上競技部の広報戦略の観点からお話いただきました。続く基調講演には、株式会社姫路ヴィクトリーナ代表取締役社長の上原光徳氏をお迎えし、プロスポーツの立場から地域貢献や社会貢献について、今年度から始まったSVリーグでの活躍が目覚ましいヴィクトリーナ姫路のこれまでの取り組みと今後の展望をご講演いただきました。パネルディスカッションでは、ファシリテーターに甲南大学全学共通教育センター教授でスポーツ・健康科学教育研究センター所長の曽我部晋哉氏を交え、3名のパネリストの先生方への質問を中心に、ご参加いただいた皆様とともにスポーツのこれからについて議論を深めました。
第Ⅱ部のワークショップでは、関西国際大学経営学部の高見彰教授より、スポーツの指導や教育現場において初対面でも互いにコミュニケーションを図り、楽しく運動参加するためのアイスブレイク技法についてご指導いただきました。大学生から一般参加の方まで一緒に体を動かしながら、終始笑いの絶えない大盛り上がりの会となりました。
この20年間で「する」や「みる」に留まらないスポーツの価値意識が大きく変わり、地域や社会からスポーツに求められることも幅広く捉える必要が出てきています。不明瞭な未来に対して地域や人々が孤立しないよう、人と人を繋ぐ文化としてのスポーツが社会に根付くために、学会として何ができるのか。そして、どのような力量と熱量でもってスポーツの有用性を最大化し寄与することができるのかを、生涯スポーツの観点から再確認するシンポジウムとなりました。
(摂南大学 谷めぐみ)


令和6年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウムのご案内
令和6年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウム
【日 時】12月7日(土)13:00~16:20(受付:12:30~)
【会 場】甲南大学 岡本キャンパス(神戸市東灘区岡本8丁目9-1)
シンポジウム会場 821教室、ワークショップ会場 524教室
【テーマ】未来にむけて社会を活性化するスポーツの在り方について語り合う
~これまでの20年、これからの20年~
【目 的】近年、地域の結びつきや、異世代間の交流が希薄になりつつあることが指摘されている。人生100年時代と言われる中、身体的、精神的、社会的健康の重要性はますます高まっており、特に我々を取り巻く社会が元気であることは、我が国の活力にもつながる重要な課題である。そこで、本シンポジウムでは、スポーツの持つ価値を再認識し、未来に向けてどうあるべきかを語り合いたい。そこで、第1講ではドイツの生涯スポーツ事例に精通する吉本忠弘教授より日本スポーツの展望について語ってもらい、第2講では20年前とは大きく異なる、スポーツの広報戦略について事例をもとに伊東浩司教授より語っていただく。最後に基調講演としてヴィクトリーナ姫路代表取締役上原光徳氏に、プロスポーツの立場から、社会におけるスポーツの在り方とこれまでの取り組み、今後の展望について語っていただく。パネルディスカッションでは、会場の参加者にも登壇者と共に未来のスポーツのあり方について大いに語り合ってもらうつもりである。
【スケジュール】
Ⅰ部:シンポジウム
13:00 開会の挨拶
中井 伊都子(甲南大学学長)
鵤木 秀夫(兵庫体育・スポーツ科学学会会長、兵庫県立大学国際商経学部教授)
13:10~13:30 第1講 日本のスポーツはこう変わる!
~人生100年時代に向けた生涯スポーツの取り組み~
甲南大学全学共通教育センター教授 吉本 忠弘 氏
13:30~13:50 第2講 大学スポーツとマスメディアの活用
~アスリートチャンネルを例に~
甲南大学全学共通教育センター教授 伊東 浩司 氏
13:50~14:30 基調講演 スポーツで社会を明るくするために何ができるのか
ヴィクトリーナ姫路 代表取締役社長 上原 光徳 氏
14:30~14:40 休憩
14:40~15:10 パネルディスカッション「スポーツ・体育のこれからについて
語り合う~これまでの20年これからの20年」
<ファシリテーター>曽我部 晋哉 (甲南大学全学共通教育
センター教授/スポーツ・健康科学教育研究センター所長)
<司会>谷 めぐみ(摂南大学現代社会学部講師)
Ⅱ部:ワークショップ
15:20 指導現場で使えるアイスブレイク実技
関西国際大学経営学部教授 高見 彰 氏
16:20 閉会
【対 象】一般、大学教員、学会会員、小・中・高教員、地域スポーツ関係者、大学生
【参加費】無料
【参加方法】Webからの事前申込にて受付(先着150名)
下記URLよりお申し込みください。
https://forms.office.com/r/kcLZmLWjbX
申込期日:11月30日(土)
【主 催】兵庫体育・スポーツ科学学会、甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター
【後 援】兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県スポーツ協会
※会場へは公共交通機関を用いてご来場ください。
開催要項のダウンロードはコチラ
チラシはコチラ
第35回学会大会が開催されました
令和6年度総会・第35回兵庫体育・スポーツ科学学会大会が開催されました
令和6年5月25日土曜日、令和6年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第35回学会大会が、甲南女子大学を会場として開催されました。
学会大会委員会より、甲南女子大学の山本存先生に、総会・学会の開催の可否について照会させていただいたのは、昨年11月末のことでした。以来、山本先生には、総会・学会大会の開催に向け、会場予約、学会専用バスの手配、当日の案内掲示と受付準備、運営補助学生さんの確保、懇親会会場の選定などにご尽力いただきました。大阪湾を一望できる素晴らしいキャンパスでの開催を導いていただきました山本先生に、本委員会より、改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
会場校の魅力もあり、80名を超える皆様からの事前参加申し込みが届いていました。当日の参加者はさらに多かったように思われます。38名の皆様からの参加申し込みがあった情報交換会と共に、今回の学会大会は盛会となりました。
学部生ポスター発表では、4大学の学部生による、4件の研究成果が、村田和隆先生の進行により発表されました。発表後の10分間の意見交換では、学部生である発表者が質問に真摯に対応する姿が印象的でした。4件とも興味深い内容でしたが、審査の結果、学生優秀発表賞には、大島沙耶佳ほか、「最大運動後の安静回復期における水分摂取の有無が血中乳酸の減少に及ぼす影響」が選出され、賞状、副賞が贈呈されました。
一般研究発表には、計11演題の申し込みがありました。残念ながら1題の取消しがあり、当日の発表は計10題となりました。途中、機器トラブルもありましたが、座長を担当いただいた谷所慶先生、小坂美保先生、常行泰子先生と、発表者の皆様の冷静なご対応により、大きな遅延なくプログラムを終了することができました。
今回の一般研究発表では、バイオメカニクス、運動生理学、心理学、社会学など、幅広い領域の研究成果が示されました。すべての発表を拝聴し、こうした複合的な視点から体育、スポーツの問題を考えることは面白く、また重要なことである、と思い至りました。貴重な研究成果を示された発表者の皆様には心より御礼申し上げます。
次回の総会、学会大会についても、現体制の学会大会委員会にて、検討を進めてまいります。次回大会におきましても、多くの学会員の皆様に参加いただけますよう、お願い申し上げます。
(学会大会委員会委員長 秋元忍)
令和6年度兵庫体育・スポーツ科学学会総会及び第35回学会大会(ご案内)
今年度の学会大会のお知らせです。
以下、開催概要を記載いたしますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
(1) 期日:2024年5月25日(土)12時半〜
(2) 会場:甲南女子大学(〒658-0001 兵庫県神戸市東灘区森北町6丁目2−23)
JR神戸線甲南山手駅徒歩10分
アクセス:甲南女子大学HP(https://www.konan-wu.ac.jp/access/)を参照下さい。スクールバスをご利用いただけます。詳細はプログラム・発表抄録集に記載します。学内駐車場はご利用になれません。
(3) プログラム(時間は、発表演題数により前後することがあります)
総会 12時30分~13時20分
学部生発表(ポスター形式) 13時20分〜
研究発表、実践報告、事例報告 14時30分~
懇親会(場所:学内レストラン) 17時30分~
令和5年度秋季シンポジウムの報告
令和5年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウム
テーマ:
「大学の資源を活用した持続可能な地域のスポーツ環境の構築に向けて」
令和5年12月10日(日)、兵庫体育・スポーツ科学学会秋期シンポジウムが武庫川女子大学中央キャンパス公江記念館で開催されました。パネリストに武庫川女子大学健康・スポーツ学部学部長でスポーツクラブ武庫女代表の渡邊完児氏、甲南大学全学共通教育センター教授でKONANスポーツクラブ指導者の桂豊氏、芦屋大学臨床教育学部准教授でサッカー部監督の金相煥氏、兵庫スポーツ協会地域スポーツ振興課地域スポーツクラブ推進員の與那覇秀勲氏の4名を迎え、大学のヒトやモノなどの経営資源を活用して多世代参加やアスリート育成などに取り組む各スポーツクラブの状況、そして持続可能な地域スポーツ環境の実現に向けてそれぞれの立場からご発表いただきました。パネリストの方々からは、クラブ員の減少や指導者人材の確保等、様々な課題への対応に追われながらも、大学としてクラブに対する地域の多様なニーズに応えるために実践してきた過去から現在までの取組、そして今後の展望などをご紹介いただきました。ディスカッションでは、ファシリテーターに芦屋大学の青木敦英氏を交え、パネリストの先生方への質問を中心にフロアの皆さんとともに議論を深めました。今後、大学発のスポーツクラブが地域にスポーツ環境を提供し、住民の日常的なスポーツ機会を実現する場となっていくために、大学の資源をいかに効果的に活用していくべきか、活発な情報交換が行なわれました。予定時間を越えて熱い議論が交わされるなど、今後の地域スポーツ環境のあり方と大学に期待される役割について強い関心と期待が寄せられている様子を伺うことができました。
(神戸大学大学院 乾 順紀)


令和5年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウムのご案内
令和5年度 兵庫体育・スポーツ科学学会秋季シンポジウム
テーマ:
「大学の資源を活用した持続可能な地域のスポーツ環境の構築に向けて」
兵庫県では、地域に根差したスポーツ環境として、総合型地域スポーツクラブが小学校単位に設立され、地域スポーツ推進の中心的な役割を果たしてきた。しかしながら、近年はクラブ員の減少や指導者の高齢化等の課題も見られ、県教委が掲げた「10年プラン」を踏まえ、クラブのNPO法人化による持続的な運営の促進と休会の選択肢に揺れ動いていることが推測される。また、今年度より中学校の休日運動部活動の地域移行が段階的に始まり、学校スポーツも大きく変わろうとしている。社会課題や多様なニーズを携え、これまで子どもたちのスポーツ実施を支援してきた学校部活動と地域のスポーツ環境は、今まさに転換期にあると言えるであろう。
本シンポジウムでは、大学の「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源を活用し、地域の子どもから高齢者までの多世代参加や、小中高大の一貫指導ならびにアスリート育成、大学生のスポーツクラブ参画など、様々な対象者と参加ニーズに応じたスポーツクラブの取り組みに注目する。今後、大学発のスポーツクラブが地域に根差したスポーツ環境の提供ならびに住民の日常的なスポーツ実施の受け入れ先となっていくために、すべての人たちにとって望ましいスポーツの機会保障や地域での持続可能性等、様々な観点から語り合う。学会として、教育機関と地域が連携・協働する取り組みにどのような支援ができるかを多角的に探り、兵庫県内の地域におけるスポーツ振興の可能性について考える。
日時・会場:2023年12月10日(日) 14:00~16:00(受付 13:30~)
武庫川女子大学 中央キャンパス 公江記念館地下1階大講義室
参加費:無料
参加方法:当日会場にて受付
案内チラシはコチラからダウンロードいただけます。
◎パネルディスカッション 14:00~16:00
<パネリスト>
渡邊 完児 氏(武庫川女子大学健康・スポーツ科学部学部長、スポーツクラブ武庫女代表)
桂 豊 氏(甲南大学全学共通教育センター教授、スポーツ・健康科学教育研究センター兼任研究員、KONANスポーツクラブサッカー&フットサル指導者)
金 相煥 氏(芦屋大学臨床教育学部准教授、サッカー部監督)
與那覇 秀勲 氏(公益財団法人兵庫県スポーツ協会地域スポーツ振興課地域スポーツクラブ推進員)
<ファシリテーター>
青木 敦英 氏(芦屋大学臨床教育学部教授)
<司会>
谷 めぐみ(摂南大学現代社会学部講師)
参加費:無料
主催:兵庫体育・スポーツ科学学会